24時間

持続可能なオタ活を目指すアラサー女

素人だけど独学で宅建に合格できた話

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2021年の宅建試験に合格してました。
特に現在不動産業界で働いているわけでも、目指しているわけでもないので、なんで受けたの?と言われると「なんか面白そうだったから……」としか言えないのですが実際楽しんで勉強できたかなと思います。
7月に思い立って、勉強期間は約3か月。独学で初受験です。
受ける前に調べていると、スクールなどで勉強している人が多いようで、独学の体験談が少なかったので残しておこうと思います。
(なのでスクールや通信教育系は一切わかりません!)
 
 
おすすめ度
★★★★☆
星4つくらい!
お仕事で必要な人はおいておいて、私みたいにそうでない人にはどうなのか今でもよくわかりません。(?)
ただ家を借りるなど個人的にはあまり経験もなく知識がなかったので、そういったところを学べたのはよかったと思います。
あと一応資格は一生なので、将来何かあったときに仕事に繋がったらいいなという希望的な……
ただそれなりに勉強時間はかけないといけなかったので、知識が欲しいだけなら試験までは誰にでもおすすめはできないかなという感じです。
それなりに疲れました。
ちなみに自己採点ですが得点はこんな感じでした。
権利関係:9/14点 宅建業法:20/20点
法令上の制限:9/11点 その他:4/5点 計42点
 

 

試験について

受験資格は特にありません。7月に申し込みが始まるので、期日までに申し込みしてお金を払えばOKです。
試験は本来10月なのですが、2020年と2021年はコロナの影響で会場が足りないようで12月試験の場合もありました。
結果私は10月でしたがこれは自分では選べず、8月末に受験票が届くまで分かりません……。
私が申し込んだのは結構期日ギリギリだったので、おそらくランダムでどちらの月にするか狙えるものでもないのかなと。
これ勉強計画が立てづらいので結構いやでした。
50問のマークシートの試験で、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「その他」の4分野が出てきます。
問題は4択なので最悪えんぴつころがせます。
 
 

難易度とテキストは?

合格点は何点と決まっているわけではなく、毎年変動します。
2021年は34点で合格率約18%だったようです。
受験者数も相当多いようですが、合格率もなかなか……。
 
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使用した一式。赤シート対応だけど問題解くときに邪魔なので完全に隠せた方が◎
今回は写真のテキスト、問題集×4、予想模試、他にYouTubeと教材もなかなかたくさん使いました。
これまで受けた試験だとTACのテキストを使うことも多かったのですが、実際に書店で中身を見比べて『らくらく宅建塾』シリーズにしてみました。
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選んだ1番の理由は他のテキストと比べて薄かったから!
勉強を始めたのが7月とちょっと遅めだったので、要点だけつまんで1周を早く回したかったので。
これもそこそこ厚いんですが、他のテキストにはもはや鈍器じゃんってくらい厚いものもあったので、それだと間に合わないかなと。重いし。
そんな感じで選びましたが、書き方のトーンも固すぎず理解しやすかったので大正解でした。
語呂合わせも割と自分に合っていたのもよかったです。
多少情報が少ない部分は過去問の方で拾えたので問題なし。
 

独学用テキストの選び方

メジャーな資格なのでテキストも充実してますが、逆に迷うレベルです。
他のテキストは書店で見比べただけなのと、好みがあると思うのでどれがおすすめとかはないのですが……
・必ず見比べて自分が分かりやすそう、使いやすそうなものを選ぶ
・問題集はテキストと同じシリーズ、かつ分野別を選ぶ(年別はあまり要らない)
・模試は必須ではないけど、あると時間配分を考えられるので便利
というのが自分で勉強して思ったポイントです。
ただ模試は後述のYouTuberの方々が無料のものも配布されてたりするので、買わなくてもいいかもしれないです。
 

宅建YouTuber先生たくさんいる問題

簿記の時もYouTubeで勉強したのですが、今回もYouTubeのお世話になりました。
通勤時間とかスキマ時間で勉強できるのでありがたいです。
ただテキストと同じく先生もめっちゃ多い。迷います。
ここもいくつか動画を見てみて、理解できるか自分に合いそうかなど探してみるのが良いと思います。
(勉強し始める際は必ず2022年版の動画で!!)
 
私がお世話になったのはこちらの2つのチャンネルです。
分野別・項目別に動画が丁度よい感じにわかれているので使いやすかったです。
宅建に限らず”勉強慣れ”してる方なので、勉強方法のテクニックなどの動画もあります。
あと個人的には語呂合わせがとても覚えやすくて、結構暗記に使わせていただきました。
(ただ申し訳ないですが神ノートは購入してないです)
 
主に直前期に流しっぱなしにしたりしてお世話になりました。
分野別で1本は長め。無料のPDF資料などもありました。
そして動画はスマ百貨の方で上がっていたのですが、試験直前のファイナル講座で話されていたポイントが実際に試験にでていて、宅建業法は満点を取ることが出来ました……!
あと先生の動きがかわいい。
 
 

勉強時間と勉強方法は?

 

勉強時間

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こんなに継続的に勉強したの学生ぶりです
ちゃんと記録していた分で187時間くらいですが、暇さえあれば動画も見ていたので、200時間以上はしていたはず……
ただ権利関係の一部や法令上の制限あたりの一部も、FP3級で勉強した範囲もあったので少し時間が浮いたと思います。
在宅勤務も多かったので、普段のメイクや通勤の時間などを勉強時間に充てられたのがよかったです。
平日も大体朝1時間、夜1時間程で計2時間は最低限勉強できるようにしていました。
自分がどれくらい勉強時間を捻出できるか、は勉強計画を立てる上で結構大事だと思います。
繁忙期は土日の予定を減らして勉強に充てたりなど、ちょこちょこ調整していました。
 

勉強方法

他の資格の時と似たような感じですが、テキストなどでインプットしたら問題集を解いてアウトプットしていくの繰り返しでした。
ただ今回はこのセットを4周ほど行いました。多い!
普段より内容に対して短期決戦なので、1周の内容と勉強計画には気を使いました。
 
1周目:とにかくテキストを読んで内容を把握+分野別編必修問題集
※1冊に4分野入ったもので過去問ではなく予想問題。ただこの問題集は要らなかった気はする。
→ここで分からないのは当たり前なので、全く解けなくてもキニシナイ
2周目:テキストと動画で内容の理解+分野別過去問
→理解しきれないものは付箋だけ付けて無視、とにかく進む。
模試が20点代でもキニシナイ
3周目:理解できたところはさっとテキストだけ読む、理解しきれないところはテキストと動画で詳しく+分野別過去問
→このあたりまでくると自分でも分かる・分からないがハッキリするので時間のかけ方を調整する
理解できたところは2周目でつけた付箋を外していく
4周目:3周目と同様
 
なおここでの”理解”は、問題集を解いて4つの選択肢全部の正誤がわかる、を目指します。
ハードル高いけどなんとなくこいつ正解かな、がわかる程度だと模試や本番はほとんど解けなかったのでそこまで行く必要があります……。
また分野ごとに配点が違うので、配点が多い「宅建業法」「法令上の制限」の方に時間をかけるようにしました。
 
あとは3周目あたりからどうしても覚えられなかった内容などを書くミニノートを作りました。

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カラールーズリーフがあったので分野ごとに色分け。
なんとなく恥ずかしいので内容はぼかしました。
(これは簿記の時にも作りました!)

簿記2級の紙試験を独学で合格した話 - 24時間


ここに書いたのは絶対覚えないと、という語呂合わせや、何度も間違える問題などです。
テキスト薄めとはいえ持ち歩きたくはないので、持ち歩くのはこいつです。
 
ざっくりとはこんな感じですが、勉強計画はもっと細かく立てました。
 

勉強計画

まず2周目くらいまではそれぞれの分野で大体どれくらいかかったかの記録だけつけました。
そこから3周目以降同じ箇所がどれくらいかかるかなんとなく逆算して、仕事も忙しそうだったら土日は勉強デーにするなど1週間単位くらいで予定の調整をしていました。

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以前購入して使いたかったマルマンのミニルーズリーフにマンスリーとウィークリーのリフィルがあり、やっとこれを使えました。
新しいバインダーも欲しかったけど、使い道探してたのでこれを口実に買いました。かわいい。
月間の方には「権利関係」など分野単位だけ記入、ウィークリーの方では分野ではなく必ず権利関係内の「意思表示」、のようにさらに細かい項目で記入します。それを朝と夜などそれぞれやる分を配分して1週間のスケジュール完成です。
思わぬ残業などでできなかった分は都度また調整するのでフリクションで書いてます。
ちなみに朝「意思表示」をやるとしたら、テキストを読む(+動画を見る)+問題集を解くまでして完了です。
 
文房具を使うのが趣味みたいなところがあるのでわざわざ専用ノートみたいに作っていますが、ある程度管理ができれば何でもいいと思います。
 
 

試験直前~試験当日

 

試験直前

1週間前くらいまでくると一応問題集のほぼほぼの問題ができるようになっていたので、多少疲れているのもありましたがそこまでがつがつ追い込みはしませんでした。
時間の配分が問題なさそうか最後に予想模試をやりつつ、まとめノートの振り返りがメインでした。
このころは予想模試系も40点代後半くらいはとれるようになっていました。
そして前日は完全にオフモードで、YouTubeでみやざき先生のファイナル講座(ライブだったかな?)を見ながら最終確認をしました。
 

試験当日

場所にもよると思いますが、おそらく東京なんかは受験者数多すぎて会場も混雑しています。
私は上智大学で受けましたが、他の試験もあったようで、今日は学祭かな?というくらいの混雑具合でした。
このご時世なので会場の下見は歓迎されていないので難しいですが、迷子になってもギリギリにならないようには到着した方がいいと思います。
キャンパスの中でも奥まった建物かつ上の方の階でエレベーターを待つのも一苦労、という感じだったので私は席に着くまでにもう疲れました。
ちなみに当日持って行ったのもまとめノートのみでした。テキストは重いので……。
終わったら途中退出も出来たんだとは思いますが(覚えてない)、私のいた部屋では誰も退出していませんでした。
時間足りなくはなりませんでしたが問題を2周解いていたら時間は丁度くらいでした。
試験終わりはみんな一斉に帰るので行きより地獄です。各予備校のビラ配りの人たちも元気に行く手を阻んできます。
駅に着くまででまたどっと疲れました。
15時過ぎくらいには試験が終わるので、後ろに予定入れたくなりますが、よほど体力に自信がなければやめておいた方がいい気がします。
 
夕方~夜くらいに各予備校やYouTuberの方々などが予想回答と予想合格点の速報を発表しだします。
合格点は最終的には合格発表を待たないと分かりませんが、自己採点は出来るので回答した内容をメモしておけば点数はわかります。
これで42点だったので、さすがに合格点40点は超えないだろと安心してお酒を飲んで寝ました。
 
 

まとめ

途中から疲れた疲れた書いていますが、楽しかったのも本当です。
知識が増えていくにつれ解けなかった問題が解けるようになったり、”住”という日常に密接な割には深くは知らなかった部分が理解できるようになったり、と面白さとやりがいがありました。
今回民法も勉強して法律も面白いなと思ったので、次はビジネス実務法務検定を勉強してみようと次にも繋がりました。
疲れたのも本当なのでしばらくだらけてしまったりはしましたが、今回受験をしてみてよかったです。
もし宅建の独学を迷われている方がいれば参考になると嬉しいです。
 
 
最後に宅建勉強中に購入してQOL爆上がりしたものを紹介します。
めちゃくちゃ今更ですがワイヤレスイヤホンです。

 

今までも勉強中に音楽や環境音をかけたりはしていて、有線のイヤホンだったのでちょっと席を立つときとかも邪魔だったのですが、ワイヤレスだとそのまま立てる!!
充電しないと、というのはあるのでぶっ続けで勉強する日にはちょっと向かないのですが、それでも快適でした。
特にこだわりはないので安いものを買ってみただけですが、本当に買ってよかったです。
ちなみに今回はやたら第九を聞いてました。特にクラシック普段聞かないのに。
 
 
他にも色々独学してます。