【感想】ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stage
新テニミュもやっぱり楽しいじゃんってお話。
今回片手で数えられるくらいしか行ってないけど感想。
会場内の私語も他の舞台と比べてちゃんと少ない感じ。（個人の感想）よく訓練されたオタクたち。
あと不織布マスクを！とアナウンスしていて、持っていない人にも入口で配布しています。マスク必須は他の舞台でも言ってるけど、不織布と限定してるのは初めて見た気がします。
作品について
全国大会で青学が優勝したあと、中学生達がU-17合宿に招集されるところから。
同士討ちなど所々さらっとやって、5番コートvs3番コートの試合がメインで負け組が乗り込んでくるとこまで。
The First Stageってナンバリングしたくらいだからきっとこの先もやってくれる予定だって信じてる。（ワンダーキャッスルがみたいけどこわいオタク）
すごい中学生がすごい高校生たちと一緒にテニスをするよってことさえ頭に入れておけば楽しめると思います！
原作は無印含めてネット配信も結構あります。
ミュージカルはたまにdアニメ等の配信に来ていたりしますが基本ないです。
WOWOWで流していることはあるみたいですが、過去公演を見てみたいという場合は円盤から・・・勧めるにもちょっとハードル高いのがネック。
このご時世なので配信がいくつか出るのはありがたいけど。
以降ネタバレ？もあります
感想＜キャスト＞
全体的にはもうみんな好きって感じです。ガチの歌うまい人も連れてきてるので私今日ほんとにテニミュ観たの？みたいになる。
入道コーチ（岸さん）歌うますぎるし、あの感じで革命だって歌われると「フランス革命かな？」って感じになる。歌美しすぎて見た目汚くしているけど実は育ちのいい人かなって感じだし、あの入道コーチジャージ埋める上から立ちションしないと思う。
あとめっちゃアドリブ？ネタ入れてきて楽しい。
3rdから続投の前田プロと平松プロは安心と信頼のクオリティ。前田君の赤也で天使化見たいなと思っていたので本当に嬉しかった。悪魔から天使のふり幅がすごい。
前田プロちょいちょい天才だなと思っているけど、相変わらずベンチワーク好きだしセリフない時の他のキャラへの絡みとかが理想的すぎて恐ろしい。
凱旋に入って、中学生曲の間奏でなんかレーザービームやってない？と思ったら次々先輩の技の構えしていて最高に天才だなと思いました。（これが元々そういう振付だったのかは全く記憶にないので今度また確認したい）
まさかのWキャストだった入江先輩はどちらもよかったのでなんてことしてくれたんだって感じ。
泰江入江は声こそさすがに本人ではないので違うけど、こいつ本当に強いのか？って思わせておいての強キャラ感がすごかった。まさに演技。あと小さくて可愛い。高校生並んだ時に一人小さくて可愛いのに強い。
相葉入江はまず本人なので、なんかテレビで見る芸能人に会った感覚。うわー本物だーみたいな。でももうなんか見るからに強いから全然良き理解者じゃない。めっちゃ精神えぐってくる感じ、強い。あとデカイ。
つい試合よりベンチ見てしまう人間なのですが、大和先輩ベンチ可愛すぎません？外道お兄さんの試合の時はなんか体育座りみたいに小さくなっていて可愛いし、極上ペアの曲中は若旦那にきゃーって手振ったりしていて可愛いのですが。何。
多分先輩属性だと思ってたらU-17にいると後輩属性なのがギャップで、ダブルで可愛いのかもしれない。今まで高校デビュー先輩って呼んでてごめんなさい。
感想＜試合＞
異名みたいな部分（入江の「あなたの良き理解者」みたいなやつ）は審判のコールの合間にチームメイトが急に言うスタイルでちょっと笑いました。テニスっぽいけど。
ライトでちゃんと骨までスケスケにされる入江先輩が見られます。
跡部様ソロなんか爽やかな曲調だけどかっこいい曲。階段登ったところで中学生達がわーわーやってるとこでたまに人一倍はしゃいでるオニキがかわいい。
高橋くんの歌も確かに上手くなってると思うんだけど、入江とのデュエットのがむしゃら感というか熱の入れ方みたいなのがすごいよかった。東京公演はここまでじゃなかった気がする。公演期間中にも成長してるのが見えるのもテニミュの楽しみです。
あとはルーキーズとオニキ徳川のラリーが好き。
テ（↑）ニスの王子様ってのとこだけやたら耳に残って中毒性がある。（今回入った回数少ないからかあんまり曲覚えてないけどここだけ出てくる）
オニキと金ちゃんもわちゃわちゃしてて曲中すごい可愛い。髪質近そうだし親子感がすごい。
なによりルーキーズと高校生の身長差が最高。ちっちゃーいかわいいーってなる。
個人的に身長差が原作っぽくついてるのが一番嬉しいので…気になっちゃうし…
欲を言えば外道お兄さんソロあったら絶対楽しかっただろうなと思うし、入江ソロも聴きたかったし、二翼もちょっとくらいデュエットあってもいいのよなどと思ったけど。あれだけやってくれてるので満足です。
感想＜曲＞
本当全体的にミュージカル感が上がってると思います。いまいち曲覚えられないのはこの辺もあるのかも。（ただの記憶力の問題かもしれないけど）
中学生組の曲は学校混じってるのがまず新鮮だし爽やかだし、対する高校生めちゃくちゃかっこいい曲だし、その対比が聴いてるとわくわくする。そしてラストの群舞はやっぱりテニス最高だなって思える。
テニミュにおいては強いキャラにはやっぱり歌唱力で殴って欲しくて、コーチ陣高校生の歌唱力が高いのはすごい納得の構図というか。
それに引っ張られて更に上がってく中学生組っていいよねって思いました。
あと中学生組のラストの曲で、″テニスの子″って自分達を言っていて、
テニスが俺を選んだのか俺がテニスを選んだのかテニスが形作ってる
（歌詞曖昧）
みたいに続くのが個人的にエモくて。
これを中学生組みんなの想いだとすると、全国大会決勝で天衣無縫のリョーマくんを見て、南次郎の言うようにみんなが持ってる天衣無縫を思い出して改めてテニスが好きになってる感じがして、これは確かに全国大会後の時空なんだなと。（唐突に深読みしだすオタク）
これは個人の感想ですが白石ソロだけは未だに笑いそうになります。曲調と尺の長さが真剣すぎて、後ろのオサムちゃんあれ死んだのかな？って感じになっちゃってて…なぜあんなに尺使うんだ…テニスっぽいけど…
そして凱旋から入れてくれた『ディスタンス』！！
これはめちゃくちゃテニミュっぽいので1回でもそれなりに頭に入ってくる。ただダンスも可愛いのとアンコールがある嬉しさか記憶を毎回一部無くしている。絶妙にダサい私服衣装もサンキュー！！
曲始まる前に声出しちゃだめだよーとか手拍子で応援してねーって言いに来てくれる斎藤コーチとくろべえが既にはしゃいでて可愛い。ちなみにコーチ達は燕尾服？っていうのか夜会みたいな格好しててやっぱりはしゃいでて可愛い。
やっぱりキャストがはしゃいでる姿もみられるのはアンコールだし、楽しいんだよなあ…高校生組の方がキャストの素だろって人が多い気がする。ぐるぐる回ってはしゃいでるイケメンが拝める、それがテニミュ。
ディスタンスはふわふわに続きオタクに向けて言ってくれてる感もある歌詞だけど、
- 客降りがない今の客席とステージとの隔たり
- チームという垣根が取っ払われた距離
- 勝ち組負け組の隔たり
- ソーシャルディスタンス
と各方向にかかっててめっちゃ面白いなと思いました。知らんけど。
勝ち組と負け組とか距離凄かったしね！離れててもチームだし心の中でハグしようねって…最高かな。
でもディスタンスが来てくれたおかげでやっぱりテニミュなんだなって、ここまでの繋がりがすごくある感じがして嬉しいです。
神（許斐先生）も待ち望んだ新テニのミュージカルは楽しかった。もっと気軽に劇場に通える時代だったら危なかった。
今回推しもいないし生で何回か観られればいいかなと思ってたのに気付いたらBlu-rayを予約していた。恐ろしい。
世界編までは厳しいのかもしれないけど、新テニミュくんも末永く続いて欲しい！
